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~梅雨と念仏踊りと漆喰について~

 14日に東北北部が梅雨入りして、これで本州以南が梅雨シーズンに突入となりました。(沖縄は、梅雨明けをしました)
梅雨と言うと、いやな時期になったと思う方が多いと思います。私の出身の香川県は、雨が少ない瀬戸内気候で、大きな川もないために、日本一ため池が多い県でしたので、梅雨は恵の雨だという認識でした。
 1974年に徳島県の早明浦ダムからの香川用水が出来るまで、毎年のように水不足に悩まされていました。
 綾川町にある滝宮天満宮では、天満宮で有名な菅原道真公が国司が務めていた時期に、大飢饉になった年があり、身を挺してい雨乞いをして雨が降って人々が救われたことを起源として、今でも念仏踊り(雨乞い踊り)が行われています。(小さい頃よく行っていました)
念仏踊り

 この時期に、良くお客様から「室内(漆喰の)に入ると少しジメジメ感が和らぐ(湿度が下がる)ので快適ですよと言われます。無添加住宅オリジナル漆喰は、施工するときに大量の水で練って施工をします。それが空気中の二酸化炭素と結合して石灰岩に戻ろうとする原理で固まります。その過程で大量の水分が蒸発をしますので、漆喰の内部は空洞が大量に存在しています。その穴が、空気中の水分(水蒸気)を貯める事が可能なのです。これが調湿する仕組みなのです。
漆喰画像

 さらに、この時期喜んで頂いていることが室内干した場合に「嫌な臭いがしないし、早く乾くから良い」と言われます。
通常高温多湿の時期に、室内干しをすると雑菌が繁殖をして嫌な臭いがして再度洗濯をする方もいるそうですが、漆喰の抗菌効果により、雑菌の発生を抑えるので室内干しをしていも、臭わないという訳です。当然カビ対策にもなります。
又、調湿効果があるので、湿気を取る事で通常より早く乾く効果もあります。

梅雨の高温多湿の時期を少しでも快適に過ごして頂ける提案を今後もして行きたいと思います。
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~意外と知らない漆喰と珪藻土の違い~

 昔から塗り壁と言えば「漆喰」が代表的な材料ですが、塗りやすくDIYでもよくつかわれている材料が珪藻土です。私が、現場監督時代の30年程前に使われかけた建材です。
 漆喰は、施工が大変で昔ながらの漆喰(化学接着剤の入っていない)は、施工が最低でも3回塗り(下塗り、中塗り、上塗り)が必要で、その分施工費が高くつきます。その点で、施工が簡単な珪藻土が普及する事となりました。
 珪藻土の使われ方として一番身近で有名なものが、七輪です。熱を通しにくい性質があるので、よく使われてきました。
(最近は、焼き鳥屋か焼き肉屋さんで良く見かけると思います)

 多くの方が、漆喰と珪藻土の違いについてほとんど知識が無く、同じように考えている方が多いと思います。
しかし、下記の表のように本当は大きく違います。
 珪藻土には、発がん性があるという事で、海外では使用禁止になっている国もあります。
 また、漆喰は空気中の二酸化炭素と主原料の消石灰が反応して固まる性質があるので、化学接着剤が不必要ですが、珪藻土は自身で固まる事が出来ないので、化学接着剤が必ず入っています。それ以外にも、漆喰はアルカリ性で抗菌効果があります。(ウイルスや菌に有効)しかし、珪藻土は中性でカビが発生する可能性があるので、防カビ剤が入っています。
 私自身が、シックハウス症候群なので匂いに敏感ですが、珪藻土の部屋は反応をします。
簡単で、安価な珪藻土ですがそんな問題点も多くあります。

 「身体に悪いもは使わない」が理念の無添加住宅としては、安全な塗り壁が必要ですが、安価でないと普及しないので、開発者の秋田憲司が、化学的な知識を生かし、研究・実験をして開発したのが、オリジナル漆喰です。
 石膏ボードの上から塗っても、一回塗りで割れない漆喰が誕生して、無添加住宅の主力商品となりました。
(ホームセンターなどで販売している漆喰は、化学接着剤が入っているものが多いので注意が必要です)

 現場施工に携わって来た人間として、現代の建築業は施工性や狂いやクレームの少ない建材を追い求めてきました。
どこかで安全性は、少し軽視をされてきたのかもしれません。私のような症状がある人間を生み出しのも事実です。
比較表


~漆喰について~
 漆喰は、5000年の歴史がある建材で、日本でも古くから使われてきました。特に有名なのが、お城(姫路城=白鷺城)です。数年前に塗り替え直ぐの姫路城に行きましたが、少し斜めから見ると屋根瓦を押さえるための漆喰が重なりあう様に見えて、壁の漆喰と合わさって羽を広げた白鷺のように見えました。とても感動してことを覚えています。
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しっくいのお話その1(起源はいつごろ?)

無添加住宅のこだわり部材の中で、最も多く利用されているのが、オリジナル漆喰です。

関西のお客様のこだわりを、弊社のオリジナル漆喰を使い実現した建物を紹介します。

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弊社が手掛けた店舗の写真ですが、イタリア南部の世界遺産の街アルベロベッロの建物に

限りなく近い雰囲気を再現した建物です。外壁をしっくいで仕上げていますが、16世紀に作られた

アルベロベッロ(美しい樹の意味)は、トゥルッリと呼ばれる円錐形の屋根をもつ住居で知られています。

漆喰で作られるからの独特の雰囲気が出ている事だと思います。



漆喰の起源は、約5000年前のエジプト時代のピラミッドの壁として使われているのが、

最古と言われています。当時は、接着剤としても広く使われていたそうです。

中国でも、紀元前2世紀ごろに作られた万里の長城にも使用されていました。

日本でも、4000年前の遺跡から見つかっています。

実際には、7世紀ごろに漆喰が大陸から伝わり、高松塚古墳の内壁にも使用されていました。

戦国時代に、現在と同じ工法が出来上がり、お城の壁に広く使われるようになったそうです。

国宝であり世界遺産の姫路城(別名白鷺城)も、白い漆喰が美しい建物ですがこれも1346年に築城されて

その後たびたび手が掛けられて、今の姿があるのです。現在は、平成の大改修として工事が始まっています。

2015年には、お披露目がされる予定だそうです。

昔から愛されて、何な懐かしい雰囲気があるのは、多くの人々に愛され続けて来たからでしょう。

これからも、もっと愛用される漆喰を提供し続けていけるように頑張りたいと思います。

こだわりの米ノリ集成材(無添加住宅資材)

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無添加住宅のこだわりとして、米ノリ集成材があります。

現在は、インドネシア松とシンゴンと言う2種類の集成材が存在します。

実は、とても手間がかかり、大変な苦労の末に作られている商品です。


鎌倉時代には、続飯(ぞくい=ご飯をへらで何度もこねたもの)が使われていたそうです。

数枚の木を張り合わせて作る仏像や仁王像などは、米ノリを使い接着をして200年以上も存続していましたし

修理をするときも、米ノリは湿度を与えるとバラバラになるので、簡単に解体して修復をしていたそうです。

化学的にも、木の主成分セルロース【分子式(C610O5)n】と米ノリの主成分でんぷんは同じ分子式であり、

分子構造もほぼ同じであります。ですので日本には四季があり木が伸び縮みがあっても同じように

伸び縮みをしますので、接着力が長く持つと言われています。


弊社の米ノリも、ご飯を炊飯器で炊いて、作成をしています。
(米ノリに虫の来ない用に料理にも使うものを入れています)

ですので、無添加住宅の米ノリ集成材は100年以上の長期も使い続けて頂けることを思って作成しています。

もちろん、米ノリですからとても安全な接着剤と言えます。(食べれるぐらい安全なものは絶対安全)

大切に使って頂き、子供さんやお孫さんの時代まで使い続けて頂きたいと願っています。



炭化コルクのお話!

この樹皮はなんでしょうか?

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実は、『コルク樫』の樹皮です。

原産国は、ポルトガルが有名ですが、その他にも地中海沿岸の国々で作られているそうです。

木の寿命が、150年~200年ですが、羊の毛を刈るように丹念に樹皮だけを剥ぎ取ります。(上記写真)

再生力が強く、9年で新しい樹皮ができるので、とても環境に優しいエコなものです。


コルク栓を取った後のコルクなどを蒸し焼きにして、コルクの樹脂成分だけで固めたものが、炭化コルクです

ですので、当然天然素材100%です。(コルクタイルなどは、接着剤を使って固めています)

それをスライスしたものを断熱材として、無添加住宅では使用しています。

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炭化コルクの素晴らしいところは、断熱性能も当然ですが、防音性や調湿性、防虫性や耐腐食性まで

兼ね備えている点です。とても良いことばかりですが、難点が価格が価格が高い点です。


そこで、無添加住宅では世界最大のコルク製造会社であるポルトガルのアモリム社より直輸入をしています。

現在世界第4位の炭化コルクを仕入れている会社になりました。


それでも、断熱材としては高い物ですが、下地材兼用として(外壁や勾配天井)使用することで、

下地を別に作る時の、手間代や材料分が安くなり、トータルで価格を抑える工夫をしています。


以前、秋田社長の車がエンジントラブルで炎上した時に、車内に炭化コルクがたまたま入れていたそうですが

ガソリンが燃えて、すごく高温になったにもかかわらず燃えずに残っていました。 恐るべし炭化コルク!!

昔は、潜水艦の断熱材としても使用していたそうです。


無添加住宅は、長く住み続ける事の出来る家づくりを目指していますので、経年変化をする断熱材よりも

長期で安定して使用できる炭化コルクを使用するのは、当然かもしれません。


又床下などに、炭を入れることをよくやっていますが、弊社の家は全体が炭に囲まれた家になるわけです。



実は、炭化コルク輸入をアジア最大にしているとの事で、数年に一度行われるコルク世界大会に

秋田社長が招待されて、スピーチを依頼されています。(得意の英語で話をされるそうです)

今月末からポルトガルに行く予定です。(また様子をファイスブックなどで紹介があると思います)

プロフィール

chujyo

Author:chujyo
無添加住宅直営横浜リノベスタジオの店長の中上(ちゅうじょう)です。
シックハウス症候群である自身の体験と建築・リフォームに長く携わって来た経験と学んだ知識を生かして一人でも多くの方に無添加住宅を知って頂く事を目指しています。
1級建築士・インテリアコーディネーター・宅地建物取引士・風水鑑定士・無添加住宅上級プランナー・行政書士(有資格者)・SDGs検定

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